結婚式の記録〜披露宴

今日は、お父さん、59歳の誕生日おめでとう。
サエコも誕生日、おめでとう。
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披露宴ではみんなになにを伝えられただろう。


みんなに伝えたいと思うことがたくさんあって演出を考えたけど、
伝えられたことの方が大きかった。


なぜ35人の人たちがここに集まり、集まってくれたのか。
不思議だった。


それは新郎が謝辞でも伝えた通り。
「最近、のんちゃんがよく口にすることをお伝えしたいと思います。
お酒を飲むと、目に涙を浮かべて『今、ここにこうしていられるのは不思議だね』とよく言います。
でもこれは、のんちゃんが今まで選んできた道、そして皆さんが今日、ここに集まってくれたように
皆さんが私たちとともに歩んできてくれた道が今、不思議な形となって表れているんではないかなと思います」


記憶に残る言葉もたくさんあった。
その人らしい言葉で、話し方で。


ウェルカムスピーチで新郎が、
「最初に皆さんと顔が合った時はうれしくて涙が出てきてしまったんですけれども・・・」


乾杯の音頭で友人が、
「新郎とは自分の大学人生において、中学、大学、高校と青春時代を過ごした上で、1番大学時代が楽しく、
そして楽しかったど真ん中に彼がいたわけですね」


新郎の友人スピーチでは
「『結婚相手を彼だと決めたその理由ってなに?』と聞いたとき、新婦は『彼の言っていることがよく理解できないから受け流すこともよくあるけど、これからもずっと一緒にいたい、ずっと一緒にやっていきたい。それが愛だよ』と私にさらっと言いました」
 

新婦の友人スピーチでは
「札幌から大阪、距離にすると約1000キロ、その1000キロ向こうで私はのーみの幸せを願っています」


歌のプレゼント
「これからはずっと一緒にいられるね」



言葉1つ1つにいろいろなことに気付かされ、
大切なことを気付かせてくれた。
大切な人を再確認させてくれた。

来る時が来たな、というお父さんへの手紙。
伝えるべきことはたくさんあるのに、伝え切れているのか不安になりながら、
手紙にはないことを言ったり、
まとまりのない手紙の朗読だった。
もっとうまく伝えることができなかっただろうか。
いま、会いにゆきます」のBGMを選んだのも
あの映画の「何度出会っても惹かれあってしまう」というメッセージを重ね合わせたかったから。
そんなことは、だれにも伝わってないだろうな〜。



世界で1つの大成功の結婚式をしたつもり。
でも友達の結婚式には、もっと素敵で、楽しい演出を考えたい。
自分以外の人のことを考える方が楽しい。裏方が1番。
でも、一生に1度の主役は、それはそれで楽しかったな。
そして、本当にいい旦那さんに選んでもらえたんだなと幸せな気持ちを感じた。


だれかの心になにかを残せたら。
だれかの記憶に私が少しでも残れば。


そうおこがましくも思いながら、
TV、新聞とメディアで仕事をしてきた。
ウェディングプランナーもしてみた。


今の私は結婚、1人の男性を選んで、
時間と家庭を優先した結果、自分の思いは果たせていない仕事を選んだのかもしれないけれど、
少しでも、1つでもその中で、
だれかの心になにかを残したい。


人生は楽しく、笑顔で。